携帯メール ≫2007.08.02 [Thu]

携帯メールが鳴った。

「夏休み？」

「時間取れるよ？」

今度は携帯が鳴った。

「どうした？」

「うん、家族が緊急入院で保証人になってくれる？」

「いいよ。病院どこ？わかった。事情はそっちで聞くよ」

病院まで４０分。途中で花火大会か、打ち上げが賑やかだ。

病院の駐車場に入って部屋まで行くと友人が出てきた。

病室にはお子さんと旦那さんがいる。

息子さんに「大丈夫か？」って聞くと「はい」って。

保証人のサインをしたら、「まだお願いがある」。

(〟-_・)ン?

「待合室までいい？」

「うん」

「あなた自分のことだから自分で言ってね」

(・・*)。。oＯ(なんだろう・・・)

「実は私がガンなんです」

え？

沈黙でした。

来週入院して、手術だと。その保証人にもなる予定。

病院の玄関で友人に「とんでもない夏休みだなぁ」といったら

「うん、でも頑張らないとねぇ」。

「何でも言ってくれ、たいした助けは出来ないけれど・・・」

「保証人になってくれるだけでもありがたいよ」

真面目な人が苦しむ・・・。

真面目なことは悪いことではないんだけれどね。