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先週はソウルに出張で会議の連続だった。
会議の合間に時間が出来て、会議場から車で10分くらいのところに仁寺洞(いんさどん)がある。
もともと仁寺洞は骨董の街で書道の道具や韓紙(はんじ)、日本の手漉きの紙と同じような製法、それと本当の骨董品の店と、伝統茶の店が多かった。
それが観光化で土産物屋ばかりになってしまった。
伝統的な茶房が通り一つ入ったところにあるのだけれど、ここも大きな変化をしてしまった。
前は板敷きや畳敷きの小さな個室の茶房だったが、大きなテーブル席が増えていた。(写真)
小さなギャラリーも5つも増えてたまたま韓紙の販売をしてたので買い求めた。
観光地はどこでも変化してしまうのだけれど、元々あった店がなくなるのは寂しい。
かなり前に韓国の古い鍵を買い求めたことがある。
売値は25万ウォン。外からジーと見つめていたら、店主が中から手招きをして、
日本語で「30分も熱心に見ていた客はいない。値段を下げるから買いませんか?」と。
亀の形をした昔の鍵で、同じ形の鍵が乗っている美術誌を見せてくれた。そこに載っている値段は45万ウォン。
店主は18万ウォンでいいと言ってくれた。それでも高いのだけれど有り金をはたいて買ってしまった。
家族に値段は内緒にしてある。(笑)当時の換算でも2万円くらいかな。
今朝は歯医者で治療。9時からの予約なのだけれど、8時45分までに行かないと2時間くらい待たされる。
紙一重で1番。診療室に入ったら続々と患者さんが入ってきた。早い者勝ち競争になりつつあるそうだ。
元々、9時半が受付なのに年々早くなったと受付の人がこぼしていた。
今日は雨から雪になるとの予報。今日はおとなしくしていよう。